キャッシングが就職に及ぼす影響について

「お金を借りると採用に影響がある」は本当か、ばれない方法はある?

キャッシングにも色々な種類がありますが、中には学生向けのキャッシングローンというものがあり、大学生や専門学校生を対象としています。大学生ともなると、急な出費が予想されるような出来事はたくさんあり、そのような人にとっては強い味方ともいえる学生キャッシングですが、会社勤めをしていない学生なら、様々なことに注意して利用をしたいものです。

そんな心配事の一つに、学生キャッシングは就職活動に影響するのかどうか、ということがあるでしょう。昔は調べる企業も多かったといわれていますが、最近はあまりないといわれているようです。実際はどうなっているのでしょうか?結果からいいますと、調べる会社もあるというのが有力な説です。調べない会社もたくさんありますが、金融関係の職種のような、堅めのお仕事では調査を行うこともあります。ですが、ほとんどの場合は気にすることはないでしょう。月末に小額のキャッシングをする大学生は大勢いますし、あまり複数回にわたって大金を借りているようであれば問題かもしれませんが、学生時代の多少のキャッシングはよくあることです。ただし、破産を行った場合は官報に掲載されるため、公になりますので注意しましょう。

ところが、一方でこのような意見も…。キャッシングなどの借り入れがある人は、中途採用の基準からはずされ、出世も見込めないというのです。こういったことに、違法性はないのでしょうか?実は、社員の採用基準や出世についての法律はないため、特に何かに違反するということはありません。会社がリスク回避のため、人物の評価においてのみ使用するわけですし、公開をするわけではないのでこの点については問題ないようです。

それでは、自分の信用情報はどこで確認することができるのでしょうか。今現在、自分はどのように評価されているのか気になってきたという場合は、これを見ることができます。必要なのは、免許証など身分の証明できるものだけ。信用情報機関で開示の請求申し込みを行えばいいのです。東京以外の地域に支店も存在しますが、郵送で請求することもできるようになっています。信用情報機関にはいくつかあり、銀行系や信販系、消費者金融系など、専門があるので調べてみてください。開示には手数料がかかることがあります。また、郵送で申し込みを行った場合は送料がかかるので、その点も注意が必要です。

社会経験が浅いことで、返済や借金に大して気軽に考えがちな学生さんは多いかもしれませんが、つい借りすぎてしまわないように細心の注意が必要です。返済に困り、学業に支障が出るほどアルバイトをするというのは、学生としてはあってはならないことですから、先々の見通しを立て、計画的に返済を行うようにすべきでしょう。これは学生キャッシングに限らず、キャッシングやローン全般を利用する際の注意事項です。借り入れを繰り返すうち、小額でも積もり積もって返済が滞るという事態は、多くの人が陥る罠といえます。収入と支出を考え、困った時には学生キャッシングを賢く利用したいものですね。